それはきっと幻じゃない

私の私による私のためのブログ

就職活動の面接で「ジャニーズJr.が好き」と言った話 #ジャニヲタと就活

『趣味の欄ですが…』

就職活動の面接でこう言われたとき、「落ちたな…」と思った。








「面白そう」という志望動機を難しそうな、ちゃんとしてそうな言葉にかえてESや履歴書を書いていた私は志望業界を絞った就職活動をしていなかった。
このとき面接を受けていた会社も「面白そう」だから受けていた。正確に言うと「面白そう」と思った会社に子会社があったから受けてみた。


このとき受けていた会社は「お菓子を作ってる」とか「洋服を売ってる」とか消費者として認識している会社ではなく、就職活動を始めてから「こんな会社があるんだ」と知った、簡単に言えば「何をやっているのかわかりにくい」会社だった。

「何をやっているのかわかりにくい」けど「面白そう」だったから受けてみた。






就職活動に手ごたえというものがあるのなら、それを一番感じなかった面接だった。


『○○さん*1会計学を学ばれているということですが、弊社の事業の△△とは全く違うように思いますが…』

何をやっているのかわかりにくい事業を自分なりに解釈して、こじつけて
会計学と、御社の事業である△△はこういう部分に少し関連性があると思います。また、ゼミで学んだ~~を私は御社で活かせると思っています。」
なんて苦しい返答ばかりしていた。

何をやっているのかわかりにくいから、志望動機も曖昧だし、面接始まってすぐに「あーこれはダメだな」と思っていた。

1次面接から個人面接だったため、質問は多い。



『趣味の欄ですが…』



わたしの返答が苦しすぎて深くほりさげられないから、趣味まで聞いてきたよ。あ~落ちたな…
それまでの面接の内容がボロボロだったうえに、それまで受けてきた他社の面接で趣味について聞かれることのなかった私は「落ちたな…」と思った。

ESや履歴書の趣味の欄には基本的に「読書、映画鑑賞、舞台・コンサート観劇」と書いていた。
「読書、映画鑑賞」なんていう面白みのない趣味と、「舞台・コンサート観劇」なんていうジャニヲタ感溢れる趣味でいろいろな企業に戦いを挑んでいた。


『読書というのは…』

『映画鑑賞というのは…』



『舞台・コンサートというのは何を観にいくんですか?』


どうせ落ちるし、ジャニーズの話でもして帰ろう。と開きなおった私は口を開いた。

「あ、私ジャニーズが好きなので…」

『おーーーーーー!いいですね!私の部署にもいますよ!嵐好きな人』*2
『ちなみに誰が好きなんですか?』

「私、ジャニーズJr.って後ろで踊っている子が好きで」*3

『本物!』*4
『今の若い人は、Hey! Say! JUMPSexy Zone?とか思ったんですけどね』*5

劇団四季とかも観に行きたいんですけど、まだ行けてないんですよね」*6

『絶対行った方がいいですよ。学割とかあるんで。私、学生の頃よく行ってました。』*7






また趣味に関する質問の前に
『友達は多い方だと思いますか?少ない方だと思いますか』
という質問をされておりそれに対して
「少ない方だと思います」
と答えていたのだが


趣味の質問と関連して
SNSはよく使いますか?』
という質問をされ

ジャニヲタを明かした後だったので
Twitterをよく使っています。ジャニーズJr.を好きな人と仲良くなったり情報交換をしたりして、地方に友達が出来ました。台湾人の友達*8もいます。」
のような回答をしたら

面接官に
『友達多いじゃないですか〜』と言われた。







という感じで趣味の話で盛り上がったあと
『こちらからは以上となりますが、○○さんから何かありますか?』と言われ

「ありません」と答えてはいけないと言われるこの質問に対して、完全に落ちたと思っていた私は
「特にありません。」と答えて面接を終了させた。


















受かった。



「面接官よ。時間を取らせて悪かったな」と思ったこの面接、なにをどう評価されたか全くわからなかったが受かった。

受かった。










ESを提出後、1次面接前に、「任意参加の説明会」が行われていたのだが参加出来なかった私に『2次面接の前に追加で説明会を行いますが、来ませんか?』という連絡をくれる優しい会社だった。

何度も言っているが何をやっているかわかりにくい会社だったので参加せねばと思い*9、参加をした。

人事2人、学生2人の説明会だった。
会社の規模は100人以下と小さく、採用人数も「若干名」という会社の「追加分の説明会」といえども2人という参加人数には驚いた。

もう1人の参加者の女の子と「1人じゃなくてよかった~」と言っていた。









説明会を終え、次の選考はグループディスカッションだった。
「集団面接」って書かれてたけど、「グルディス…」と思ったし、「グルディス」だった。

グループディスカッションには大きくわけて「会社の事業に関わるテーマ」「会社の事業にまったく関係しないテーマ」の2つがあるけれども、この会社は後者だった。
小学校のディベートの授業で使われそうな題材について話し合うものだった。

正直言って、グループディスカッションの学生と戦っている感が苦手で他企業の選考で苦戦していた私だが、この時のグループディスカッションのメンバーはとても話しやすく「ちょっと頑張れたんじゃないか」という手ごたえのようなものを感じた。

グループディスカッションを終え、1人ずつ「面談」が行われた。

『グループディスカッションではどのようなことを意識した?』『どのような役割に回った?』などグループディスカッションについての質問に加え、就職活動についての質問もされた。

『内定をもらってる会社はありますか?』

「ありません。」

『親会社は受けた?』

「受けましたが、1次面接でダメでした。」





『正直に言ってうちは第何希望?』*10

この質問に対して「第一希望です!」とか言えばいいものを、「面接ですごくお話しがしやすくて、社員の方の人柄なんだろうな…と感じていて、選考が進むにつれて志望度がどんどんあがってりるという感じです」みたいなよくわからない返答をし、グループディスカッション、面談を終えた。









受かった。









次は3次面接、管理職面接だった。

規模が小さい会社だからなのかわからないが、管理職といっても若い人が多かった。
面接官をやるのが初めてっぽい人もいて、人事の人に『こんな感じで大丈夫ですか』と確認をとっている場面がみられた。

1次面接のときとは聞かれる内容が違く
『あなたがプロジェクトのチームリーダーになったら…』なんて質問もあった。


『○○さんから何かありますか?』

と言われ、特にありませんだったけど、流石に3次面接でそう言ってはいけないことをわかっていたため
「みなさんが仕事をするうえで大切にしていることを教えてください」
なんていうどの企業にも通用する質問をして3次面接を終わらせた。








受かった。








最終面接だ。役員面接だ。


役員が5人私の前に並び、右斜め前に人事の人が「記録係」のような立場で控えていた。

ホームページをしっかりとみていなかった私は中央に座る人をみて「きっとこの人が社長なんだろうな…」と思っていた。*11


『高校生のときのバイトで稼いだお金は何に使っていたんですか?』と社長に聞かれた。

「基本的に貯金していて、受験期間中に少しずつ使っていた感じですかね」とこの質問ではジャニヲタということは明かさなかった。*12*13






『では、趣味の欄ですが…』

キタ--------------------------------------------------------------------------------

この会社は面接で趣味について聞く。*141次面接で趣味について聞いたのは、私に聞くことがなさすぎて聞いてきたんじゃない。ということが最終面接まで登り詰めてようやくわかった。


1次面接でジャニヲタってこと明かしてるし、まぁいっかと私は口を開いた。


「ジャニーズが好きで…」

『お!ちなみに誰が好きなの?』*15

「ジャニーズJr.っていう後ろで踊ってる子が好きなんですよ。」

『おーーーー!じゃあ私たちが誰?とか聞いてもわからないわけだね!』

「そうですね…」

なんて役員たちのテンションがちょっとあがったあとに

『じゃあ、高校のときのアルバイト代もこれだな~』と社長に見破られた。


恒例の『○○さんから何かありますか?』に対しては「とにかく頑張ります!」みたいなことを言っておいた。


『よかったら飲んで』と言われたペットボトルの水*16を『持って帰っていいよ』と言われ、隣に置いてあった紙コップと一緒に持ち、部屋を後にして最終面接を終えた。



最終面接後には人事の方からフィードバックをされた。
『○○さんはこういうところがよかった』『こういうところが面接官から評判がよかった』なんて褒められた。

『説明会一緒にうけたあの子も最終まで残ってる』という情報をもらい、『あんな場所で飲めるわけないよね~』『紙コップ邪魔でしょ?』と紙コップを受け取ってもらい、ペットボトルの水だけ貰って私は帰宅した。












その日の夜…電話が鳴った。








内定の連絡だった。














面接で「ジャニーズJr.が好き」と言ったら内定が貰えた。言うなれば #ジャニヲタと就活である。




結局、違う企業への就職を決めた私だが、面接で「ジャニーズJr.が好き」と言ったら内定を貰えたこの話は、私の「就活おもしろ体験談」としてよく友人に話している。




就職を決めた企業の内定式の後に行われた懇親会で内定者や、人事の方に「ジャニーズJr.が好き」ということを明かした私はこれからもオープンなジャニヲタを楽しんでいこうと思う。








※面接でジャニヲタであることを明かし、落ちても責任はとれません

*1:私の名字

*2:なぜかテンションあがる面接官

*3:ジャニヲタじゃない人には「後ろで踊ってる子」と説明しがち

*4:本物とは…

*5:一応メディアに関係している会社なのでわりと詳しい面接官

*6:聞かれてないのに喋る私

*7:勧めてくる面接官

*8:言うまでもなくチョコさんのことである

*9:1次面接の前に参加しとけよ

*10:ちなみにすごくフランクにきかれた

*11:後でホームページをみて確認したら社長だった

*12:もちろんジャニーズに使っていた

*13:受験期間中に少しずつ使っていたっていうのも本当

*14:3次面接では聞かれなかったが

*15:1次面接の面接官であった人事の方と同様、なぜかテンションがあがる役員たち

*16:もちろん飲むわけがない